ゴールデンウィークに町家の特別公開のイベントを行いました。
約半年間、奥村邸の整備に協力してくださった
レイカディア大学の34期生の方たちと来訪者に町家の案内を行いました。
今回は地元の方から観光客の方まで、
いろんな方に近江八幡の町家の魅力に触れていただく機会になりました。
3日間だけの特別公開でしたが、
合計200名以上の方が来訪してくださいました。
入り口の部屋では、
奥村邸の座敷蔵や倉庫から出てきた
昔の生活道具などの展示を行いました。
大広間からみた庭園のパノラマ。
壁面も焼き板と杉皮で引き締まりました。
庭園にかつてあっただろう竹垣を製作中です。
暖かくなってきて雑草が生えてきたので、
時間を見つけて丁寧に根っこから抜く作業も行いました。
観光案内所など各地にチラシを置いていただいたので、
朝から夕方まで見学されるかたが来てくださいました。
土間では、レイカ大の学生さんたちの
苔玉や竹細工作品の展示販売もおこないました。
地元の方や、観光客の方で苔玉を買いに
何度も足を運んでくださる方もいらっしゃいました。
座敷の案内だけでなく、
近江八幡の歴史なども観光客の方へ案内させていただきました。
最近整備したばかりの座敷蔵の案内もしました。
外見は普通の蔵なのに、
中に入ると座敷になっているので、
とても珍しいと好評でした。
4、5日には急遽、苔玉づくりワークショップもやっていただきました。
今までお店で買ったことはあっても
つくったことはないという方が多く、
子どもから大人まで楽しんでいただきました。
今回、観光客の方だけでなく地元の方にもたくさん来ていただき本当にうれしく思います。
改めて、近江八幡の町家は、まちにとって大きな魅力になっているのだと感じさせていただきました。
奥村邸について、来訪者の方からは「懐かしい」や「いいなぁ」といった言葉はもちろん、
応援してくださるかたもたくさんいらっしゃいました。
また、資料館とは違った生活感が色濃く残っていて、
ボランティアの方達の熱意の伝わる町家でとてもよかったという声も頂きました。
やはり、八幡の伝統的な町並みをぜひ大切に残していってほしいという声が一番多かったと思います。
今後も地元の方から遠方の方まで多くの方に
生の町家を見ていただく機会を設けていきたいと思います。
そして、
今回、町家の公開ができたのはレイカ大の方々の協力のおかげです。
本当にありがとうございました!!
今後も、このようにさまざまな方たちと協力して、
近江八幡の町家の活用を試みていきたいと思います。
よろしくおねがいします。